現在の社名「モック犬橋」は、木工会社である当社の業務内容や黙想による創造力の向上をイメージした「モック」と、昔から呼ばれていた周辺一帯の地域名「犬橋(いぬばし)」を掛け合わせて名付けたものです。
今後もお客様のご要望に全力でお応えし、末長く愛していただける安全に配慮した丁寧な商品作りを徹底するとともに、水源の郷として知られる道志村の豊かな自然環境の魅力が詰まったオリジナル商品を皆様にお届けできるよう邁進してまいります。
私たちモック犬橋は、オリジナルの小物や雑貨を中心とする木工品の企画・製造・卸・販売、及びOEMやノベルティ・記念品の製作を請け負う、山梨県では数少ない木工会社です。
1971年の創業以来、半世紀以上に渡り、山梨県の東部に位置するここ道志村において、お客様と地域のことを想い、真摯に木と向き合い続けてきました。当社のルーツは、高度経済成長期の時代の潮流に伴い見出した、山から切り出した木を工芸品用の部品に製材・加工する、「木地屋」と呼ばれる業態。そこから時代の変遷やたくさんの出会いを通じて、現在の形に辿り着きました。
OBSESSION
当社では、森林循環の一助となることを願い、創業時より国産材のみの使用を徹底しております。鮮やかなコントラストを簡単に出せる国外産の木材の魅力は十分に理解していますが、やはり昔から馴染みのある日本の風土に合った木材を使用することによって、木が与える優しさや温かさも伝わりやすくなるのではないか、というのが私たちの考えです。主に取り扱っているのは、山梨県と神奈川県を産地とする、スギ・ヒノキ・ミズキ・ヤマザクラ・ケヤキ・キハダ・クヌギ・ナラなどの木材。木のスペシャリストとしてこれまで培ってきた知識と技術、経験を基に趣向を凝らし、一つひとつの商品で異なる繊細な風合いを表現しております。
300種類以上にも上る当社のオリジナル商品の特徴は、見ると優しい気持ちになる丸いフォルムです。基本的な木材の加工方法では、その過程である程度の形状が決まってしまいます。当社の商品デザインは、こうした制限があるなかで、どうすれば商品モデルのイメージや、木の温もりが伝わるような可愛らしさをシンプルに再現できるのか、ひたすら追求し続けた末に生まれました。お客様が愛着を持って長くお使いいただけるよう、従業員一同、一つひとつ丹精込めた丁寧な商品作りを常に心掛けています。せひお手に取って、木の味わい深さを肌で感じていただけたら嬉しいです。
山梨県と神奈川県の県境に位置する道志村は、木の葉やサツマイモを想起させる形が特徴で、東西間の距離が約28kmあることから、古くより「道志七里」と呼ばれてきました。村の中央には「赤道を越えても腐らない水」として名高い清流・道志川が流れ、全体の約95%が山林という緑豊かな土地です。しかしながら、経済の発展に伴う水質汚染のリスク増加や、電源開発・ゴルフ場開発問題など、豊かな自然環境が度々脅かされてきました。当社では、これからも社を挙げて環境保全に努めるとともに、道志村が誇る美しい自然の魅力を木で表現し、守り続けてまいります。
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